UNDERWATER CLEANUP
 海中クリーンアップ

 ゴミは至る所で問題になっています。遥か遠く離れた熱帯地方の島々でも、今ではゴミが深刻な問題となっており、海岸やサンゴ礁に漂着したゴミが海洋生物
を窒息させたり、死なせたりし、人間にも健康被害を与える危険性が生じています。微生物の働きによって分解されないゴミは、何百年もの長い間残存する可能
性があり、地域の美観と経済価値が損なわれるおそれがあります。

  海中クリーンアップは、海洋生物の生活環境を保護するのに極めて有効な方法です。ただし、通常のダイビングの場合と同様、ダイバーの安全確
保とダイビングのための十分な準備が必要です。特に、壊れやすいサンゴ礁周辺のクリーンアップの場合は特別な配慮が必要になります。

海洋生物の生活環境をクリーンアップする際は、海洋保護センターのご協力を得て作成した下記の簡単な注意事項を遵守して、安全にクリーンアップを行って下さい。

 ダイビング計画

· ウミガメは、現在、その全種類が絶滅の危機に瀕しており、私たちの保護を必要としています。クリーンアップする区域をよく調べ、どのようにクリーンアップしたらよいか検討して下さい。

· 単独では決してダイビングせず、常にバディと一緒にダイビングして下さい。器材のチェック、安全性のチェック、シグナルのチェックは、海に入る前に忘れずに行って下さい。

 · 水中クリーンアップの主催者は、船舶航路、潮流の強い水域、漁場、また強風や高波の発生時など安全性に問題があるか、または危険性のある場所や場合を避けてクリーンアップ・キャンペーンを開催して下さい。

 クリーンアップの準備

 

ダイバーには、通常のダイビング器材のほか、下記のモノが必要です。

· メッシュサック

· ゴミや手を切りやすいモノ、尖ったモノを拾うための手袋

· 釣り糸やブリキ缶を切るための大バサミやハサミ

 クリーンアップ
・ダイビング中は
 · ゆっくり、注意深く作業して下さい。
 · 海底に接触しないよう頭を下にして潜りましょう。

 · 常に釣合い浮き(ニュートラリー
・ボイアント)の状態を維持することを忘れず、ゴミの重量に合わせてダイビング中の浮力を調整して下さい。
 · 器材の何かがサンゴを引きずったり、サンゴにぶつかったりしないよう器材をきちんと装着し、メッシュサックをしっかり持って下さい。
 · 一方のダイバーがゴミ拾いをしている間は他方のダイバーがメッシュサックを持ちましょう。
 · ゴミを扱うダイバーは手袋をはめて下さい。
 · ガラス、針、釣り針など手を切りやすいモノ、尖ったモノの扱いには細心の注意を払い、安全確保のため他のゴミで包むようにして下さい。
 · タイヤや自動車のバッテリーなど、簡単に持ち上げることのできないモノは決して無理に除去しようとせず、その位置を記録し、クリーンアップ団体や、現地の関係当局あるいはパークマネジメントに報告して下さい。

 · メッシュサックの重量が一定限度を超えたらダイビングを終了して下さい。

クリーンアップ
・ダイビングは、海洋生物の生存環境の保護と保存に貢献し
それを現在および将来の世代に残すために有効な方法です
この一般注意事項は、現地の法令と異なる場合がありますので
現地のダイビング
・テクニックや法令をよく調べて、それに従って下さい

クリーンアップ
・ダイビングでの回収対象
 · プラスティック製品、特にポリ袋
 · 布製品や米袋

 · 釣糸、網、壊れたロブスター捕獲用わなかご、フィッシュ・トラップ

 · バッテリー、瓶、アルミ缶
 · タバコの吸殻、ビール瓶のふた

何を除去し何を残すか


 クリーンアップ・ダイビングで最も難しいのは、

何を除去し何を残すかの識別です。しばらくの間海中にあったものは海洋生物の棲家となっている場合が多くあります。かと言って、海にゴミを投げ捨てていい理由にはなりませんが、サンゴ礁の一部となっているモノは除去しないことが肝心です。

メッシュサックに入れる前にチェック
 · ゴミを撤去する前に、その中に何か生物が棲んでいないか、またはその上に何か生物が付いていないか確認して下さい。

· 藻類などに覆われた瓶の中には大抵生物が棲んでいます。その場合は、そのままにしておいて下さい。
 · アルミ缶の場合は、注意深く切り開いて、中に何もいないことを確認して下さい。
 · 海底の砂地に近い所で見つけたコップや缶は、手に持って振り、中の砂や沈殿物を出して下さい。

海中に残すモノ

· 表面に何かが付着しているモノ、または表面を藻類が覆っているモノ
 · 外観がどんなに汚くても表面を海洋生物が覆っているモノ
 · 危険だと思われるモノ。「危険かどうか疑わしい場合にも残す」ことを忘れずに。
 · 重いモノ。浮力制御装置(BCD)を重いモノを持ち上げるときに使用することは絶対にしないで下さい。

 · 中に危険物が入っている可能性のある金属ドラム缶やコンテナ

ビニール製の釣糸

· 釣糸は絶対に引っ張らないで下さい。釣糸の周りに生息しているサンゴや他の生物を傷つける場合があります。

 · 釣糸は、ナイフでなく大バサミやハサミを使ってバラバラに切断してから除去して下さい。
 · 釣り糸がモノや手に巻き付いて絡まないようにして下さい。

さらに一層有意義なクリーンアップとするために

 収集したゴミの出所を確定し、汚染問題に根本的に対処できるよう、そのすべてについて書面に記録して下さい。さらに詳細な情報やデータ記録紙が必要な場合は、海洋保護センターにお問い合わせ下さい。

ダイビング後
 ゴミを収集するか、または指定の公共の場所に運ぶようにして下さい。ビーチには残さないで下さい。

コーラル ・リーフ・アライアンス(CORAL)は、
海洋保護センター(Ocean Conservancy)の世界各地に生息するサンゴ礁の保護
・保存活動 HPにお越し下さい。
を行っている非営利の国際団体で、会員の寄付 アドレス:www.oceanconservancy.org
によって運営されています そして、お住まいの近くで開催される
当団体のHPにお越し下さい。

クリーンアップキャンペーンに参加すること
アドレス:http://www.coral.org で毎年の国際ビ―チクリーンアップ活動をご 支援下さい。

 Ⓒ CORAL. 上記の注意事項は、省略なしで全体を複製した上でCORALの著作権表示をした場合に限り、自由に複製し配布することができます。この注意事項について改定すべき点にお気づきの方はInfo@coral.orgまでご連絡下さい。